楽天モバイルから新製品の「Rakuten WiFi Pocket Platinum」が発売になりました。
いったい旧製品の Rakuten WiFi Pocket 2Cと何が変わったのでしょうか?気になる方も多いと思います。
本記事では「Rakuten WiFi Pocket Platinum」の価格やスペック、旧製品「 Rakuten WiFi Pocket 2C」との比較をしてまとめてみました。
また、Rakuten WiFi Pocket Platinumが他社の回線SIMでも利用可能かどうかについても説明しています。
目次
「Rakuten WiFi Pocket Platinum」の価格は1円で購入可
「Rakuten WiFi Pocket Platinum」の価格はSIMとセットで1円
Rakuten WiFi Pocket Platinumの価格は税込7,980円ですが、楽天モバイルの回線契約とセットなら1円で購入できます。
新規契約、MNP、楽天モバイルのドコモ回線/au回線からの乗り換えの人も、1円で手に入ります。
「Rakuten WiFi Pocket Platinum」の1円で購入できない人は?
Rakuten WiFi Pocket Platinumを回線契約とセットで1円で購入する場合、1人1台までです。
1人で2台以上購入する場合や、過去にRakuten Hand 5GまたはRakuten WiFi Pocket 2Cを1円で買ったことがある人は、7,980円になります。
その場合は、三木谷キャンペーンで楽天ポイントを貯めて、いずれは楽天市場で販売するハズなので、端末単体で購入するのも一つの手かなとも考えます(時間はかかりますが......)。
- 1人で2台以上購入する場合(2台目以降は7,980円)
- 過去にRakuten Hand 5GまたはRakuten WiFi Pocket 2Cを1円で買ったことがある場合
「Rakuten WiFi Pocket Platinum」と「Rakuten WiFi Pocket 2C」の主な相違点
結論から言うと、新製品のRakuten WiFi Pocket Platinumは進化しています。海外でも使えます。価格も変わらず安いです。ただ5Gには今回も対応していません。
- プラチナバンド対応:「Rakuten WiFi Pocket Platinum」はプラチナバンド(700MHz帯 / LTE Band 28A)に対応していますが、旧型「Rakuten WiFi Pocket 2C」は未対応です。プラチナバンドは地下やコンクリートなどでもより繋がりやすい特徴がります。
- SIMサイズ:「Rakuten WiFi Pocket Platinum」はnanoSIMに対応しています。(nanoSIMなのでスマホに挿しても使えます。)
- USBテザリング:「Rakuten WiFi Pocket Platinum」はUSBテザリングが可能です。
- サイズと重さ:「Rakuten WiFi Pocket Platinum」は若干コンパクトで、重さも少し軽くなっています。
- バッテリー容量と持続時間:「Rakuten WiFi Pocket Platinum」のバッテリー容量は旧モデルより少ないですが、充電時間が1時間早く、連続通信時間は変わらず10時間です。
- 通信速度と対応回線:通信速度は変わらず、新モデルでも5Gの通信は利用できません。しかし、「Rakuten WiFi Pocket Platinum」はプラチナバンドB28Aに対応しています。
以上から「Rakuten WiFi Pocket Platinum」は「Rakuten WiFi Pocket 2C」よりも進化したモデルであることがわかります。特に、プラチナバンドのサポート、nanoSIMの対応、USBテザリング機能などが追加されています。価格は据え置きです。
「Rakuten WiFi Pocket Platinum」と「Rakuten WiFi Pocket 2C」のスペック比較表
表にまとめるとスペックは以下のようになります。
項目 | 新型 Rakuten WiFi Pocket Platinum |
旧型 Rakuten WiFi Pocket 2C |
---|---|---|
サイズ | 約65 × 約96.5 × 約15.3 (mm) | 約64.8 × 約107.3 × 約15 (mm) |
重量 | 約103g | 約107g |
連続待受時間(LTE) | 約260時間 | 約300時間 |
連続通信時間(LTE) | 約10時間 | 約10時間 |
バッテリー容量 | 2,440mAh | 約2,520mAh |
充電時間 | 約2.5時間 | 約3.5時間 |
SIMタイプ | nanoSIM | microSIM |
Wi-Fi規格 | IEEE 802.11 b/g/n | IEEE802.11 b/g/n |
最大同時接続数 | 16台(Wi-Fi)/ 1台(USB) | 16台 |
USBテザリング | 可能 | - |
対応周波数 | LTE (FD) :B1、B3、B7、B18、B19、B26、B28A(プラチナバンド700MHz帯) TD-LTE:B38、B41 |
LTE (FD):B1、B3、B7、B18、B19、B26 TD-LTE:B38、B41 WCDMA:B1、B2、B19 |
5G対応 | 非対応 | 非対応 |
※Rakuten-WiFi-Pocket-Platinum 取扱説明書
Rakuten WiFi Pocket Platinumは他社SIMで使えるの?
Rakuten WiFi Pocket Platinum は楽天モバイル以外にも対応しているので、持っていると便利かもしれません。また、中のSIMはnanoSIMなので取り出してiPhoneやAndroidスマホ(楽天回線対応製品)に挿して使うことができます。
5Gに対応していないが、プラチナバンドに対応
Rakuten WiFi Pocket Platinumの対応バンドは上表にもあるように、
4G:B1/3/7/18/19/26/28A/38/41 です。
また、5Gには対応していませんが、4Gでも十分実用的です。楽天のプラチナバンド(B28A)に対応しているのはもちろんですが、SIMを差し替えてAPN設定をすると、他社回線のプラチナバンド等にも対応しています。
※楽天モバイルのプラチナバンド(B28A)は2024年6月にサービスが開始しましたが、対応エリアは現在一部のみで、全国一斉に使えるわけではないようです。
ドコモ回線で使える?→オススメ 〇
ドコモ回線で使用する最も重視すべき4G/LTEのバンドはB1/3/19です。B19 (800MHz)はプラチナバンドと呼ばれている周波数帯です。
Rakuten WiFi Pocket PlatinumはB1/3/19に対応していますので、ドコモ回線のSIMが使えます。格安SIMはドコモ回線SIMが主流なので、格安SIM各社のSIMが使えます。
au回線で使える?→オススメ 〇
au回線で使用する最も重視すべき4G/LTEのバンドは、B1/18/26です。B18 (800MHz)、B26 (800MHz)はプラチナバンドと呼ばれている周波数帯です。
Rakuten WiFi Pocket PlatinumはB1/18/26に対応していますので、au回線のSIMが使えます。povo、UQモバイル、mineo(au回線)、iijmio(au回線)等が利用できます。
ソフトバンク回線で使える?→ プラチナバンドには対応してない △
ソフトバンク回線で使用する最も重視すべき4G/LTEのバンドは、B1/3/8です。B8 (900MHz)はプラチナバンドと呼ばれている周波数帯です。
残念ながら、Rakuten WiFi Pocket Platinumはソフトバンク回線のプラチナバンドのB8に対応してません。
B8に非対応でも街中では使えますが、山間部や地下、建物の中では繋がりにくいでしょう。
他社回線のSIMを使うにはAPN設定が必要
Rakuten WiFi Pocket Platinumを他社回線のSIMに差し替えて使うには、本体とPCを接続し、管理画面からAPN設定が必要です。
APN設定の手順は取扱説明書で確認しましょう。
➡ Rakuten-WiFi-Pocket-Platinum 取扱説明書
Rakuten WiFi Pocket Platinumの月額料金
Rakuten WiFi Pocket Platinumの月額料金は、最強プランの料金と同じです。
楽天モバイルの料金プランは、データ使用量に応じて料金が三段階に分かれています。
<月額料金表>
容量 | 基本料金 | 通話料金 |
---|---|---|
3GBまで | ¥1,078 | 国内通話 かけ放題 (一部例外あり) |
3GB~ 20GBまで |
¥2,178 | |
20GB以上 無制限 |
¥3,278 |
楽天モバイルの「Rakuten最強プラン」では、上の表のとおり使用データ量に応じて料金が変動しますが、特定のプログラムに参加することで、割引やポイント還元が適用されます。
- 最強家族プログラム:家族全員が毎月110円(税込)引きとなります。例えば、データ使用量が月3GBまでの場合、料金は1,078円から968円になります。
- 最強青春プログラム:学生向けのこのプログラムに加入すると、Rakuten最強プランが毎月110円お得になります。最強家族プログラムと併用可能なので、実質858円からの利用が出来ます。
- 最強こどもプログラム:0-12歳までが対象で、毎月440ポイント還元されます。最強家族プログラムと併用できるので、家族割適用後968円(~3GB)に440ポイント付与されて実質528円/月(~3GB)で利用できます。
端末代金も安く、維持費も安い
とにかく安く買える4Gルーターが欲しい方にはピッタリです。SIMとセットなら1円で購入できます。
また、維持費も安く、どんなに使っても3,278円です。あまり使わない月があっても料金がスライド式なので節約できます。