LINEMO

「大手キャリアがもっと安ければ・・・」「キャリアの通信費は高いけど、格安SIMは通信障害対応などが心配なので、やはりキャリアが安心」という方、結構多いと思います。

大手3キャリア(docomo, au, SoftBank)を利用していて、データ使用量も1ギガとか2ギガ程度しか使っていない方には、「LINEMOミニプラン 」を乗り換え候補にしてはどうでしょうか。

ある調査によると、約6割の人が3ギガ以下の通信量で生活しているそうなので、このプランはかなりの需要がありそうです。

LINEMO ミニプランは、3ギガ 990円/月でソフトバンクのキャリア回線そのものを使うことができるので、「安さ」と「安心」を両立できます。

本記事では、そんなLINEMOミニプランのメリット/デメリットをテーマに説明します。

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LINMO ミニプランの基本情報

ミニプラン
通信品質等 キャリア品質
5G対応、eSIM対応
データ量 3GB
LINEギガフリー
月額基本料金 990円
通話料 22円/30秒
データ量超過後の通信速度 300kbps
余ったデータの翌月繰り越し 不可
事務手数料 無料

LINEMOは5G対応のキャリア回線(MNO)です。スマホ画面のアンテナ横には「LINEMO」と表示されますが、中身はソフトバンク本家と同品質です。

キャリアの通信品質そのもので3GBデータ量の「ミニプラン 990円/月」は、かなり破格と言えます。

またLINEMOは「LINEギガフリー」なので、LINEでのトーク、音声通話、ビデオ通話のデータ消費量がゼロです。ミニプランの3GBデータを使い切っていても、LINEの通信速度は変わらず使うことができます。

そして、LINEMOは他社と比べてeSIMの使い勝手が良いです。eSIMの再発行や eSIMから物理SIMへの変更、その逆も手数料が無料です。(余談ですがeSIMに関しては楽天モバイルも使い勝手が良いです。)

LINEMO

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LINMO ミニプランのメリット

通信品質が良い(ソフトバンクMNO回線)

LINEMOミニプランの料金はMVNO並みの安さでありながら、ソフトバンク本家と同じMNO回線が利用できます。速度が速く安定した通信品質で幅広いエリアで利用が出来ます。

大手キャリアMNO(docomo, au, SoftBank)回線の一部を借りているのがMVNO事業者で、どうしてもMVNO回線はMNO回線よりも通信品質は劣ってしまいます。

その点、LINEMOはMNO回線そのものを利用できるので安心です。

LINEギガフリーなので、データ量を超節約できる

LINEMOはLINEアプリのデータ通信量が消費されてもカウントされない、LINEギガフリーに対応しています。LINEアプリの利用が多い人には超節約になります。

特にLINEMOミニプランのデータ量が月3ギガなので、LINEをメインにしたスマホ利用者にとっては非常にありがたいサービスです。

LINEMOには2つのプランがあって、ミニプラン(3GB)の他にスマホプラン(20GB)がありますが、ギガ数の少ないミニプランこそLINEギガフリーの恩恵は大きいとも言えます。

LINEアプリが使い放題ということなのですが、何でもOKという訳ではありませんが、主な対象は次のようになります。

LINEギガフリーの主な対象
・LINEアプリでのメッセージ送受信(トーク)
・LINEアプリでの音声通話
・LINEアプリでのビデオ通話
・データ容量の大きな画像・動画の送受信
・LINE VOOM(旧:タイムライン)への投稿

ビデオ通話もデータ消費量が大きいと思いますが、動画の送受信もカウントフリーで使い放題なのは驚きです。

さらに、LINEMOミニプランで3GBを使い切った速度制限中の状態でも、LINEアプリのデータ通信速度は変わりません。これもスゴイです。

※ギガフリーは、ニュース記事詳細の閲覧、他社サイトへの接続、Liveの利用 などの対象外もあります。

5G対応

LINEMOミニプランは料金は格安ですが、ソフトバンクのMNO回線そのものなので、5G対応です。MVNOの格安SIM会社も5G対応のところもありますが、何と言っても速度が違います。5Gエリア内であれば数百Mbpsの速度が出る場合も多々あります。

ただ、ミニプランはデータ量3GBなので、あまり5G専用サービスを利用すると、あっという間にデータ上限になってしまうので気を付けましょう。

eSIM対応:1時間~数時間で開通可能

LINEMOは、eSIMに対応しています。1時間から数時間で開通することが可能です。

通常SIMカードはスマホに挿して使うものですが、eSIMはスマホ内蔵型のSIMなので、そこにデータを書き込むことで通話やインターネットを利用できます。SIMカードの到着を待たずに利用できます。

オンラインでSIMを契約すると、SIMカードが届くのは身分証明書の自宅住所が一般的ですが、eSIMであれば場所を選ばないので、例えば入院中でもeSIMの利用を開始することができます。

最近では、SIMカードとeSIMの複数回線を1台のスマホで利用する方も増えています。

LINEMO

SIMの変更、再発行時の手数料が無料

LINEMOの場合、SIMの変更や再発行は無料で行ってくれます。これは珍しいです。大手キャリアや格安SIM会社では2,200円~3,300円が必要になるので、それと比べて良心的です。

SIMカード再発行手数料 0円/回
eSIM再発行手数料 0円/回
SIMカードからeSIMへの変更手数料 0円/回
eSIMからSIMカードへの変更手数料 0円/回

契約解除料0円、MNP転出手数料0円

LINEMOは、契約解除料、違約金、MNP転出手数料が必要ありません。

名義変更(譲渡)が可能で手数料無料

LINEMOでは、契約を譲渡することが出来ます。一般的には「名義変更」と呼ばれています。LINEMOの契約を家族だけでなく、友人などの第三者へ譲ることもできます。手数料は無料です。

子供が18歳以上になり親名義から子供名義に変更することができるのは、親子共にメリットだと思います。

(参考ですが、povo、UQモバイルは名義変更不可です。ahamoは利用者登録されている未成年が成人した場合のみ可能です。名義変更に関してLINEMOはライバル他社よりも優れています。)

半年間実質0円で利用できる

LINEMOミニプラン(990円/月)は現在キャンペーン中で半年間実質無料で利用することができます。毎月990円相当のPayPayポイントが6カ月間キャッシュバックされます。

LINEMOミニプランのキャンペーン内容は、こちらの記事を参考にしてください。

LINEMO

国内通話 5分以内かけ放題が13か月間無料

国内通話 5分以内かけ放題が13カ月間無料になります。

LINEMOの通話オプションは2種類あって、それぞれ毎月550円割引になります。(13か月間)

「通話準定額」:5分以内の国内通話無料 550円/月⇒0円/月
「通話定額」:24時間国内通話かけ放題 1,650円/月⇒1,100円/月

5分以内の会話が多い人は非常にオトクな特典です。詳細はコチラ⇒通話オプション550円割引

LINE music for SoftBankが半年間無料

LINEミュージックの半年間無料キャンペーンは以前もありましたが、あらためて2023年1月18日からLINE MUSIC for SoftBankがスタートしています。

月額プランの「一般」が980円/月、「学生」が480円/月が半年間無料になる大きな特典です。

条件等はコチラ⇒LINE MUSIC for SoftBank 6カ月無料について

プラン変更が自由

LINEMOミニプランからスマホプランへの変更、その逆も可能です。
ただし、プラン変更は当月適用されず、変更した月の翌月から適用されます。

ミニプラン スマホプラン
通信品質等 キャリア品質
5G対応、eSIM対応
キャリア品質
5G対応、eSIM対応
データ量 3GB
LINEギガフリー
20GB
LINEギガフリー
月額基本料金 990円 2,728円
通話料 22円/30秒 22円/30秒
データ量超過後の通信速度 300kbps 1Mbps
事務手数料 無料 無料
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LINMO ミニプランのデメリット

オンラインのみ対応

LINEMOの手続きは、すべてオンラインのみです。トラブルや質問などもオンラインのみの対応です。

電話での対応は不可ですが、チャットではカスタマー(オペレーター)が10時~24時まで対応してくれます。それ以外の時間帯はロボット対応になります。

※ライバルのahamoが店頭で手続きをサポートする有料サービスを始めています。手数料は1回につき3,300円なのですが、その影響でLINEMOでもソフトバンクショップにて有償サポートを開始する可能性はあります。

データ量超過後の通信速度が遅い

LINEMOミニプランは、データ使用量3GBを超えると、通信速度が最大300kbpsに制限されます。この300kbpsではYouTubeの再生も難しいです。インスタ等のSNSへの画像・動画の送受信も困難です。

Spotifyなどの音楽ストリーミング配信は再生までのタイムラグがあるものの利用は可能です。

(※LINEアプリでトーク、音声通話、ビデオ通話、画像・動画の送受信は特に速度制限はありません。)

キャリアメールが有料

現在ではキャリアメールの持ち運びが出来るようになりましたが、有料で330円/月です。docomo、au、SoftBank、ワイモバイルの解約後31以内に申込みが必要です。

一部のキャンペーンが適用外

LINEMOにはミニプランとスマホプランの2種類ありますが、一部のキャンペーンはスマホプランのみ適用となります。

スマホプラン契約なら、追加料金なしでLINEスタンプ プレミアム(ベーシックコース)が利用できますが、ミニプランは適用外です。

他にも「PayPayポイントあげちゃうキャンペーン」、不定期で開催される「スマホプランフィーバータイム」も対象外です。

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まとめ

LINEMOミニプランは「大手キャリアの安心感」と「安さ」を両立させたプランで、スマホのライトユーザーにはピッタリのプランです。

ソフトバンクのMNO回線で料金が990円/月は破格と言えます。さらに半年間は実質無料で使えます。5分かけ放題(550円/月)も13ヶ月無料、LINE MUSIC(980円/月)も半年間無料なので、サブ回線や家族用にも負担少なく気軽に始めることができます。

特にLINEを多用する人にはオススメです。

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