
目次
1【結論】NordVPNの安全性は極めて高い。ただし過去の事件の真相と対策の理解が必須
「NordVPNは本当に安全?個人情報が漏れたりしない?」
「『ノーログ』って言うけど、本当に信用できるの?過去に事件があったって聞いたけど…」
結論:NordVPNは現在、業界でもトップクラスの安全性を備えた信頼できるVPNです。厳格なノーログ運用の第三者監査、強固な暗号化と漏洩防止機能、そして過去のインシデントを踏まえた体制強化が重層的に効いています。
ノーログは外部監査で運用実態が検証され、軍事レベル相当の暗号化に加えて、接続断時の露出を防ぐキルスイッチや、マルウェア・広告ブロックなどの追加防御も搭載。2018年のサーバー侵害後は、RAMオンリー運用化や定期監査の継続などで再発可能性を低減。重要なのは、「透明性・検証・改善」のサイクルを持続させている点です。
- 現在のNordVPNは、ノーログの外部監査と強固な暗号化で安全性が高い
- キルスイッチや脅威対策など、多層防御で漏洩・侵入を抑止
- 過去のインシデント後、インフラと監査体制を強化し透明性を向上
- 「方針→監査→改善」の循環で、信頼性を継続的に底上げ
2NordVPNの安全性を支える5つの柱|なぜ信頼できるのか?
NordVPNの安全神話は、単なる宣伝文句ではありません。その信頼性は、技術と体制に裏付けられています。
1. 運営会社の信頼性と本拠地「パナマ」の重要性
結論:NordVPNはプライバシー保護に最適化された法域「パナマ」に拠点を置いています。理由は、パナマが各国の政府・情報機関による“データ提出義務”の枠外にあり、ユーザー情報を法的に守りやすいためです。
- NordVPNの運営会社「Nord Security」の概要
リトアニア発のサイバーセキュリティ企業で、業界のリーディングカンパニー。NordVPNのほか、パスワード管理ツール「NordPass」や法人向け「NordLayer」も展開。 - なぜパナマが本拠地だと安全なのか?(5・9・14アイズ非加盟国)
5/9/14アイズは、加盟国間で国民の通信情報などを共有する協定。NordVPNは、どの協定にも属さないパナマ法人であるため、政府からの情報開示命令を受けにくい。加えて、パナマにはデータ保持法がないため、ログを保存する義務自体が存在しない。
まとめ
- 運営会社は世界的なサイバーセキュリティ企業で信頼性が高い。
- 法的拘束力の弱いパナマが本拠地のため、プライバシー保護に有利。
- 政府からの情報開示命令に屈しにくい体制が整っている。
2.【最重要】ノーログポリシーの真偽:第三者機関の監査結果
結論:NordVPNのノーログポリシーは“本物”です。理由は、PwC社やDeloitte社といった世界有数の監査法人が「本当にログを記録していない」ことを複数回にわたり証明しているからです。
- 「ノーログポリシー」とは何か?本当に何も記録されないの?
ノーログポリシーとは、ユーザーのIPアドレス、閲覧履歴、接続時間、帯域幅などの個人情報を一切記録・保存しないという約束。万一、NordVPNがハッキングされても、あるいは政府にデータを押収されても、元データがないため情報が漏洩しようがない。 - PwC社やDeloitte社による監査で証明された信頼性
多くのVPNがノーログを“自称”する中、NordVPNは外部の専門家による厳しいチェックを定期的に受け、その結果を公開。これにより、ノーログポリシーが単なる宣伝文句ではなく、実際に守られていることが客観的に証明されている。
まとめ
- 第三者機関の監査により「ノーログポリシー」が本物であることが証明済み。
- 万が一の事態でも、ユーザー情報が漏れるリスクは極めて低い。
- “自称ノーログ”のVPNとは信頼性のレベルが根本的に違う。
3. 通信の安全性:軍事レベルの暗号化技術「AES-256」
結論:NordVPNは現在最高レベルの暗号化技術「AES-256」を採用しています。これにより、通信内容を第三者に盗み見られるリスクは皆無に等しいです。
- 現在の暗号化技術で解読は事実上不可能
AES-256は、米国政府や軍事機関でも国家機密を守るために採用されている標準技術。現在のコンピューター技術では、この暗号を総当たりで解読するには天文学的な時間が必要とされ、事実上不可能。 - 高速な独自プロトコル「NordLynx」の安全性
NordVPNは、次世代プロトコル「WireGuard」をベースに、セキュリティをさらに強化した独自プロトコル「NordLynx」を開発。WireGuardの弱点であったプライバシー面を克服し、「高速性」と「安全性」を両立させている。
まとめ
- 軍事レベルの暗号化で、通信内容の盗聴・改ざんを完全にブロック。
- 速度と安全性を両立した独自プロトコル「NordLynx」も利用可能。
- フリーWi-Fiなどでも安心してインターネットを利用できる。
4. 情報漏洩を防ぐ鉄壁の機能群
結論:NordVPNは単なるVPNではなく、総合的なセキュリティツールです。万が一の接続トラブルや悪質サイトからユーザーを守る、多層的な防御機能を標準で備えています。
- キルスイッチ:万が一VPN接続が切れてもIPアドレスの漏洩を阻止
何らかの原因でVPN接続が切断された瞬間に、デバイスのインターネット接続自体を自動で遮断。これにより、保護されていない状態の“素の”IPアドレスが外部に漏れるのを防ぐ。 - 脅威対策:マルウェアや悪質広告をブロックする追加シールド
悪質な広告、トラッカー、フィッシングサイトなどを自動でブロック。ダウンロードしたファイルにマルウェアが含まれていないかスキャンする機能も搭載。 - ダークウェブモニタリング:個人情報が流出していないか監視
あなたのメールアドレスがダークウェブ上で売買されていないかを監視し、流出が確認された場合に警告を発してくれる。
まとめ
- キルスイッチが、万が一のIPアドレス漏洩を確実に防ぐ。
- 「脅威対策」機能が、VPN利用中以外のセキュリティも高める。
- 総合的なセキュリティ対策として、非常に高いレベルにある。
5. 脆弱性報奨金制度とセキュリティへの継続的な投資
結論:NordVPNは、自社のセキュリティ体制に万全を期すため、外部の専門家と積極的に連携しています。これにより、常に最新の脅威に対応し続ける、透明性の高い運用を実現しています。
- バグバウンティプログラムによる透明性の確保
自社のシステムに脆弱性(バグ)を見つけた外部の専門家に対し、報奨金を支払う制度。隠すのではなく、積極的に弱点を探し出して改善するオープンな姿勢は、高い信頼性の証。 - セキュリティ専門家と連携した体制
常に最新のサイバー攻撃の手法を研究し、サービスにフィードバック。大手監査法人との定期的な提携も、セキュリティへの継続的な投資の一環。
まとめ
- 脆弱性を隠さず、外部の力も借りて積極的に改善する姿勢。
- 一度作って終わりではなく、常にセキュリティをアップデートし続けている。
- この継続的な努力が、NordVPNの安全性を支えている。
3【全真相】2018年のサーバー侵害インシデント|何が起き、どう変わったのか?
「NordVPNは過去にハッキングされた」という評判は事実です。しかし、その内容を正確に知り、その後の対応まで見ることで、現在のNordVPNの安全性を正しく評価することができます。
インシデントの概要:フィンランドのサーバーで何が起きた?
結論から言うと、2018年3月にフィンランドにあったNordVPNのサーバー1台が、第三者による不正アクセスを受けました。しかし、最も重要なポイントは、この事件でユーザーの個人情報や閲覧履歴などのログは一切漏洩しなかった、という事実です。
この事件は、NordVPNが契約していたデータセンターの管理システムに脆弱性があったことが原因で発生しました。攻撃者はその脆弱性を突き、サーバーに侵入しましたが、幸いなことにNordVPNは厳格なノーログポリシーを貫いていました。サーバー内にはユーザーの活動に関する記録が一切なかったため、攻撃者は価値のある情報を何も盗むことができなかったのです。これは、皮肉にもNordVPNのノーログポリシーが本物であったことを証明する結果となりました。
- 2018年にサーバー1台が不正アクセスを受けたのは事実。
- 原因は契約していたデータセンターの脆弱性。
- 厳格なノーログポリシーのおかげで、ユーザーの個人情報や活動ログは一切漏洩しなかった。
その後の神対応:NordVPNが講じた盤石な再発防止策
結論として、NordVPNはこのインシデントを深刻に受け止め、二度とこのような事態を招かないために、巨額の投資を行いセキュリティ体制を抜本的に改革しました。この迅速かつ徹底した対応こそが、現在の高い信頼性に繋がっています。
具体的には、以下のような対策が講じられました。
- 全サーバーインフラの徹底的な監査と刷新
事件後、NordVPNはすべてのサーバーインフラ(当時5000台以上)を徹底的に監査し、セキュリティを強化しました。さらに、サーバーをディスクに情報を書き込まない「RAMディスクモード」に移行させ、物理的にログを保存できない仕組みを構築しました。 - 大手監査法人との提携による定期的な監査の開始
「我々は安全です」と自社で言うだけでなく、客観的な証明を得るために、世界4大監査法人であるPwC社やDeloitte社と提携。ノーログポリシーが本当に守られているか、定期的に厳しい監査を受け、その結果を公開するようになりました。 - バグバウンティプログラムの導入
自社のシステムに脆弱性を見つけた外部のセキュリティ専門家に対して、報奨金を支払う制度を開始しました。これにより、問題を隠蔽するのではなく、積極的に発見・修正する透明性の高い体制を構築しました。
この事件はNordVPNにとって大きな教訓となり、結果として業界で最も透明性が高く、堅牢なセキュリティ体制を築くきっかけとなったのです。
- 事件を教訓に、セキュリティ体制を以前よりもはるかに強固なものへと刷新した。
- RAMディスク化、第三者機関による定期監査、バグバウンティ制度などを導入。
- 「失敗から学び、より強くなる」という姿勢が、現在の高い信頼の礎となっている。
4【安全性で比較】NordVPN vs ExpressVPN vs Surfshark
NordVPNの安全性が高いことは分かりましたが、他の人気VPNと比べてどうなのでしょうか?ここでは、安全性という観点で、主要なライバルであるExpressVPN、Surfsharkと比較してみましょう。
安全性・プライバシー機能 比較表
結論から言うと、この3社はどれも業界トップクラスの安全性を備えており、甲乙つけがたいのが実情です。3社とも第三者機関によるノーログ監査を受け、強力な暗号化技術を採用しているため、基本的なセキュリティレベルに大きな差はありません。
違いが生まれるのは、サーバーの管理技術や、マルウェア対策などの「付加機能」の部分です。以下の比較表で、それぞれの強みと特徴を見ていきましょう。
機能/項目 | NordVPN | ExpressVPN | Surfshark |
---|---|---|---|
ノーログ監査 | ◎(PwC/Deloitte) | ◎(PwC/KPMG) | ◎(Deloitte) |
本拠地 | ◎ パナマ | ◎ 英領ヴァージン諸島 | ◎ オランダ |
暗号化技術 | ◎ AES-256 | ◎ AES-256 | ◎ AES-256 |
サーバー技術 | RAMディスク | ◎ TrustedServer | RAMディスク |
特別な機能 | 脅威対策 | なし(シンプルさ重視) | CleanWeb |
- ノーログ監査: 3社とも世界トップクラスの監査法人から「本当にログを取っていない」とのお墨付きを得ています。
- 本拠地: 3社とも、ユーザーのプライバシーを詮索する法律(データ保持法)がない国・地域に拠点を置いており、政府からの情報開示要求に強い体制です。
- サーバー技術: ExpressVPNの「TrustedServer」は、RAMディスクのみでサーバーを稼働させる技術を業界でいち早く確立したもので、サーバーの信頼性において一歩リードしています。NordVPNとSurfsharkも追随してRAMディスク化を完了しています。
- 特別な機能: NordVPNの「脅威対策」は、単なる広告ブロックに留まらず、マルウェアが含まれるファイルのダウンロードをブロックするなど、より包括的なセキュリティ機能です。
専門家が選ぶ、安全性で選ぶならこのVPN
結論として、あなたが「何を最も重視するか」によって、最適なVPNは変わります。「VPN+αの総合的なセキュリティ」を求めるか、「VPNとしての純粋な信頼性」を求めるか、あなたのスタイルに合わせて選びましょう。
- 総合的なセキュリティ機能で選ぶなら「NordVPN」
「VPNだけでなく、マルウェアや悪質な広告からもPCやスマホを守りたい」という、セキュリティ意識が非常に高いあなたにはNordVPNが最適です。「脅威対策」機能は、まさにアンチウイルスソフトのような役割も果たしてくれます。多彩な機能であなたのデジタルライフ全体を守る、「守備範囲の広さ」がNordVPN最大の強みです。 - サーバーの信頼性を最優先するなら「ExpressVPN」
「余計な機能はいらないから、とにかくVPNサーバーそのものの信頼性と安定性を最優先したい」というあなたにはExpressVPNがぴったりです。独自の「TrustedServer」技術は、サーバーが再起動するたびに全てのデータが完全に消去されることを保証しており、その「サーバー管理の徹底ぶり」は業界随一。シンプルさと確実性を求める専門家に愛用されています。
まとめ
- VPN以外の付加機能も含めた総合的な防御力で選ぶなら「NordVPN」。
👇
- VPNサーバーの純粋な信頼性と安定性を何よりも重視するなら「ExpressVPN」。
👇
- 基本的な安全性を確保しつつ、コストと接続台数の多さを重視するなら「Surfshark」も有力な選択肢。
👇
5NordVPNの安全性に関するよくある質問(Q&A)
多くの人が抱く素朴な疑問にお答えします。結論を先に示し、その理由と実践ポイントまで短くわかりやすく整理します。
Q1. 無料VPNと比べて安全性は何が違うの?
結論:安全性重視なら有料VPN一択です。無料VPNは「収益化のためのデータ収集・広告」に依存しやすく、暗号化やリーク対策も不十分なケースが多いからです。
理由/補足:
・収益モデルの違い:無料は利用者データや広告で収益化されやすく、ログ収集や第三者提供のリスクが高まります。
・技術面の差:古い弱いプロトコル(例:PPTP)やDNS/IPv6リーク対策の欠如、キルスイッチ未搭載など、保護の“穴”が残りがち。
・運用・監査:有料大手は第三者監査済みノーログやRAMディスク運用、脆弱性報奨金制度など、継続的な安全性検証がある。
・実用性:無料はデータ/速度/接続台数の制限が厳しく、公衆Wi‑Fiなど高リスク環境では脆弱。
まとめ
- 有料VPNは「監査済みノーログ」「強固な暗号化」「キルスイッチ」「DNS/IPv6リーク保護」「2要素認証」などが標準。
- 無料VPNはログ・広告・脆弱性のリスクが高く、重要用途(決済/機密通信)には不向き。
- セキュリティと安定運用を求めるなら有料VPN(NordVPNなど)を選ぶのが安全。
Q2. 私の通信記録が警察などに開示されることはありますか?
結論:通信記録(閲覧履歴や接続ログ)は原則開示できません。理由は、監査済みノーログ運用と、パナマ法域(データ保持義務なし)により、提供可能な記録自体を保有していないためです。
理由/補足:
・ノーログの実態:第三者監査で“活動ログを保持しない”運用が検証済み。保持していない情報は、照会が来ても提供不能。
・法域の強み:パナマは5/9/14アイズの情報共有圏外、データ保持義務もなく、プライバシー保護に有利。
・例外への注意:支払いのトランザクションやアカウント情報は決済代行やメールプロバイダ側の管理領域。端末がマルウェア感染していればVPN外で情報が漏れる可能性は別途あり。
まとめ
- ノーログ+パナマ法域の組み合わせにより、捜査機関へ提出できる通信ログは原則存在しない。
- ただし決済・メール等の周辺メタデータは決済代行や外部サービス側に存在する場合がある。
- 端末側の衛生管理(OS更新、アンチマルウェア、フィッシング対策)は必須。
Q3. クレジットカード情報などの支払い情報は安全に管理されていますか?
結論:支払い情報は専門の決済代行会社でトークン化・分離管理され、業界基準(例:PCI DSS)に準拠して扱われます。NordVPN側はカード情報を直接保管しない設計です。
理由/補足:
・決済の分離:カード番号は決済代行の安全な保管領域で管理され、加盟店側(VPN事業者)に生データが残らない。
・多層防御:3Dセキュア(本人認証)、不正検知、返金保証の運用などで利用者保護を強化。
・代替手段:匿名性や分離性を高めたい場合は、PayPal/デビット/プリペイド/暗号資産などの決済も選べる。
・アカウント保護:強固なパスワード+2段階認証(2FA)で乗っ取りリスクを大幅低減。
まとめ
- カード情報は決済代行でトークン化管理、業界標準に準拠。
- 追加の匿名性を求めるならPayPalやプリペイド、暗号資産も選択肢。
- アカウント側は2FAとパスワード管理で「最後の守り」を固める。
6まとめ:NordVPNは「過去の失敗から学び、より強固になった」信頼できるVPN
本記事では、NordVPNの安全性を多角的に徹底検証しました。「本当に信頼できるのか?」というあなたの疑問も、これでスッキリ解消されたのではないでしょうか。
結論として、現在のNordVPNは、業界最高水準のセキュリティ対策と、第三者機関によって証明された厳格なノーログポリシーを兼ね備えた、極めて安全なVPNサービスです。
過去のインシデントは確かに汚点ですが、そこから逃げずに原因を公表し、巨額の投資を行ってセキュリティ体制を抜本的に改革した姿勢は、むしろ他のどのVPNよりも信頼性を高める要因になったと評価できます。失敗を隠さず、そこから学び、より強固なものへと進化する。その真摯な姿勢こそが、NordVPNが世界中のユーザーから信頼される最大の理由です。
以下のような、セキュリティを重視するあなたにこそ、NordVPNは最適な選択肢と言えるでしょう。
- 個人情報やプライバシーを絶対に守りたい方
- カフェや空港のフリーWi-Fiを安全に使いたい方
- 過去の失敗から学び、改善する企業の透明性を評価する方
NordVPNには30日間の返金保証があります。その鉄壁の安全性を、まずはご自身で体験してみてください。
この記事の最終まとめ
- 現在のNordVPNは、第三者監査済みのノーログポリシーと業界最高水準のセキュリティで極めて安全。
- 過去のインシデントを教訓に、セキュリティ体制を抜本的に改革し、より信頼性が向上した。
- プライバシー保護を最優先するユーザーにとって、NordVPNは最適な選択肢の一つ。