シニアのスマホ普及率が5割とも6割とも言われています。電車の中や公共施設などでもシニア世代の方がスマホを活用している姿は珍しくなくなってきました。

 スマホが急速にシニア世代にも普及しているわけですが、ガラケーからスマホに乗り換えての不満の一つに料金が高いことがあげられるようです。

 だからと言って料金が安い格安スマホに直ぐに乗り換えるかというと、そうでもありません。そもそも、どうやって申し込んでいいかわからない。

 大手キャリアのように身近に店舗があるわけではないので、トラブルの時にどう対処したらよいか等の不安もあるようです。

 MVNO(格安SIM会社)は全国隅々にまで店舗展開している大手キャリアにはサービス内容において及びませんが、格安SIMの月額料金が安いのは魅力的です。またスマホ本体の性能は、キャリアで販売されているものと差があるわけではありません。
 そこで、ご両親をサポートしながら上手に格安SIM、格安スマホと付き合っていけるよう、シニア世代の方に比較的やさしいMVNO(格安SIM会社)とそのサービス内容について紹介します。

シニア向けの格安スマホ端末はハイスペックが必要?

 シニア向けの格安スマホ選びで気をつけたいのが、用途にあった端末を選ぶことです。若い世代だと高性能、高機能、画面の表示能力などのハイスペックを求める向きもありますが、シニア向けだと違ってきます。

 画面の見やすさ、防水・防塵、頑丈さ、ワンセグなど、必ずしもハイスペックを求めているわけではありません。

 そのため、シニア向けのスマホを選ぶ時には用途と端末の特徴を把握して選んであげることが大切です。

シニア向けの格安SIM選び & プラン選び

 格安スマホ選びと同時に重要なのが、MVNO(格安SIM会社)選びと、プラン選びです。シニア世代の場合は、ネットの閲覧やゲーム・アプリ利用が中心というわけではなく、通話中心であることも多いです。

 その場合は、かけ放題オプションをつけることによって解決します。データ量を抑えれば2500円前後の月額料金で済みます。余裕があれば、セキュリティ関係のオプションやサポート加入も検討してみましょう。どのような使い方をするのか良く話し合うことが大事です。

シニア向けに良くあるトラブルと注意点

 スマホの普及に伴って年々増えていくスマホのトラブル。国民生活センターへ寄せられた格安SIM、格安スマホについての苦情等も参考にしながら、注意点をまとめていきます。

スマホ端末とSIMの動作確認は事前にチェックを

 端末とSIMカードを別々に購入する場合や、余っているスマホ端末をご両親に譲る場合など、端末がSIMカードに対応しているかどうかは、MVNO(格安SIM会社)のサイトで動作確認済み端末を確認しましょう。

「問い合わせ先」を明確に

 ご両親に代わって初期設定をしてあげましょう。スマホにSIMを差して開通するまでの作業はそれほど面倒なことではありませんが、シニアの方が説明書を見ながらのAPN等の設定は、用語そのものに気後れしてしまうかもしれません。

 ご両親に代わって設定してあげれない場合は、サポート契約をしておくことをオススメします。開通までの設定は無料で対応してくれるMVNOが多いですし、有料でも最初の数ヶ月はサポートがあると安心です。

 そこで必要なのが、困った時の問い合わせ先を教えておくことです。電話番号はもちろんのこと、最近はチャットでの問い合わせも気軽にできるようになっていますので、ご両親がチャットでの会話も可能であれば、その使い方も説明しておきましょう。

メールについての説明と設定

メールアイコンをホーム画面に

 携帯メール(キャリアメール)が使えなくなり、フリーメールMVNO提供のメールを利用することになります。その旨を説明しておきましょう。

その上でメール設定もしてあげましょう。メールアイコンをホーム画面に置いておけば、利用しやすいはずです。

迷惑メールについて

 キャリアメールを利用していた時よりも迷惑メールが増えます。身に覚えのない支払請求メールについては、無視あるいは相談するように事前に説明しておくことが大事です。

 またGmail等は自動的に迷惑メールを振り分けてくれますが、必要なメールも迷惑メールとして仕分けされてしまうこともありますので、その旨の説明もしておきましょう。 

解約の条件や費用についての説明

 どうしても、格安スマホが合わない場合を想定して、解約費用などを説明しておきましょう。音声通話SIMの場合は、最低利用期間が設けられていることがほとんどです。かけ放題オプションも数ヶ月は無料の場合もありますので、解約料金が発生しない場合もあります。

 最低利用期間内の解約金を事前に計算したものを渡しておくことも大事です。

シニア向けに格安SIM・格安スマホをおすすめする理由

格安SIMは月額料金が安い

 何と言っても料金が安いことです。

 例えば、mineo(マイネオ)のDプラン(ドコモ回線)の場合、データ量3GBの音声通話付きSIMの場合は1,600円。これに「10分かけ放題」オプションに加入すれば、+850円。合計2,450円になります。

 mineo Dプラン(ドコモ回線)月額料金表の例

基本データ容量 シングルタイプ
(データ通信のみ)
デュアルタイプ
(データ通信+音声通話)
500MB 700円 1,400円
3GB 900円 1,600円
6GB 1,580円 2,280円
10GB 2,520円 3,220円
20GB 3,980円 4,680円
30GB 5,900円 6,600円

画面が大きく見やすい

 スマホはガラケーと比べると、画面が大きく、文字や写真が見やすいのが特徴です。慣れれば指の操作で、拡大縮小も簡単なので、画面に顔を近づけたり眼を細める必要もありません。文字だけではなく写真の拡大もできるので、友人や家族から送られてきたメールや写真の細部まで鮮明に見れるのも大きなポイントです。

GPS機能を使えば家族も安心

スマホのGPS機能を使えば本人の居場所を特定できるという点も、家族にとっては安心です。

 年をとるにつれて足腰が弱り、思わぬところで怪我をしやすいもの。万が一、連絡が取れなくなったとしても、深刻な事態を未然に防ぐ強力なツールになります。

災害対策にもなる

 ガラケーは災害直後に電話が制限され使えなくなることがあります。しかしデータ通信は制限されることがほとんどありませんので、LINEのインターネット回線を利用した音声通話やメッセージのやり取りによる安否確認が出来ます。

 また、ラジオアプリを入れておけば、テレビが見れない状況でも活用できますし、ライト(懐中電灯)のアプリを入れておくと普段からも便利です。

カメラの性能が良く共有もできる

 最近のスマホはカメラが高性能かつ便利な機能搭載されているため写真を撮ることが楽しい点もメリットの一つ。

 手ブレ補正をはじめ、様々な機能が充実しており、簡単にキレイな写真を撮影することができます。

 最近は手頃な価格帯の格安スマホでさえ、AI搭載のカメラまで登場してきました。料理や花、夕景など、被写体やシーンにあわせて、AIが最適な撮影モードを自動で選択して撮影することが出来ます。

 また、スマホで撮影した写真を、LINEやTwitter、Facebook、InstagramといったSNSで簡単に家族や友人と共有できるのも魅力です。

家族や友人とコミュニケーションが取りやすくなる

 スマホでLINEやTwitter、Facebook等を利用すれば、家族や友人と簡単にコミュニケーションを取ることができるようになります。今までよりも気軽に近況報告ができたり、なかなか連絡が取れていなかった人とも繋がれる点はスマホを利用するメリットではないでしょうか。

シニア向けのおすすめ格安スマホ・格安SIM

 最近のMVNO(格安SIM会社)は、サポート体制も向上しており、数年前と比較すると格段に良くなりつつあります。

 コールセンター、メールサポート、テキストチャットによるサポート、ビデオチャットによる直接会話など、サポート体制の充実に力をいれているMVNOも目立ってきました。

 その中でも、シニア向けのMVNO(格安SIM会社)、スマホ端末、プラン等を紹介したいと思います。

TONEモバイル(トーンモバイル)

TONEモバイルの強みは無料サポートの充実度

  TONEモバイルの強みは何と言っても、無料サポートが充実しているということです。シニアだけでなく、子ども向けのサービスにも力を入れています。

サポートの内容
  • オペレーターによる電話サポートが受けられます(年中無休)
  • 遠隔リモートサポートが受けられます
  • マニュアルはいつでもどこでも見ることができます
  • スマホ教室による対面サポートが受けられます
  • TSUTAYA店舗でも対面サポートが受けられます

オペレーターによる電話サポートが受けられます

 使い方がわからない。使い方を忘れてしまったのでまた聞きたい。手続きを知りたい。

 その時に解決しないと先へ進まないことって良くあります。しかも直接会話で伝えたい、聞きたいですよね。年中無休で経験豊富なオペレーターが、丁寧に対応してくれます。

遠隔リモートサポートが受けられます

 実は、お店が遠くても操作のサポートが受けられます。近くにお店がなくてもwebで購入しても大丈夫。むしろ自宅でサポートが受けられるのもメリットが大きいです。

 天候の悪い日でも、体調が良くない日でも、その場でサポートが受けれます。わからないことがあれば、トーンモバイルはどこにいても遠隔でサポートを受けられます。

 電話で話しながら、オペレーターが代わりにTONEを遠隔操作してくれます。

わかりやすいマニュアルはいつでもどこでも見ることができます

 操作方法を1から学びたい。時間に関係なくサポートを受けたい。そんな要望のために、WEBで学ぶこともできます。基本操作から便利なアプリ利用まで、わかりやすいマニュアルが用意されています。

スマホ教室による対面サポートが受けられます

 トーンモバイルでは無料のスマホ教室を随時開催。基本操作をマスターしたい方、便利なテクニックを知りたい方、気軽に参加できそうです。全国10ヵ所程度の開催場所なので近くに住んでいる方はラッキーですね。

TSUTAYA店舗でも対面サポートが受けられます

 TONE取り扱いのTSUTAYAでも無料の対面サポートが受けられます。

 近くのTSUTAYAで、なんでも聞ける環境があることは、とても便利で安心ですよね。

TONEモバイルのオリジナルスマホ「 TONE e19 」 とプラン

 TONEモバイルでは、「TONE e19」の1種類のオリジナルスマホを販売しています。この「TONE e19」は2019年3月に発売したばかりの新製品なのですが、結構スゴイです。

 他のスマホには無い魅力的な「置くだけサポート」という機能なんですが、購入したスマホの外箱に端末を置くだけで自動的に問題を検知・修復してくれます。それでも解決できないときは、サポート窓口に電話をするかどうかの案内をしてくれるので、その場で電話に繋がります。

 参考ですが、私は次の動画みて驚いてしまいました。もし良ければご覧ください。

https://youtu.be/U5M4W4N7ngA

料 金

月額1,000円(iPhone用のSIMの場合は、1,500円)

データ通信容量 無制限
通 話 IP電話(オプションで電話回線も有り)

 TONEモバイルのプランは1プランのみ。ただ、iPhone用にTONE SIM (for iPhone)が1500円であります。

 データ量は無制限で、速度はあまり速くはありませんが、無制限なのは嬉しいです。

 電話はIP電話です。通常の利用には特に問題はありませんが、従来の音声通話(090~、080~、070~)をオプションでつけれますので、電話番号を2つ持つことができます。 

通話料 TONE電話

090音声通話

090音声オプションを利用しての通話

トーンモバイル同士 0円 17円/30秒(※)
国内携帯電話宛 21円/分
国内一般加入電話宛 13円/3分

※090おとく電話オプション(月額料金0円)利用時の料金です。090おとく電話オプションを利用しない場合、通話料金は18円/30秒となります。

050IP電話かけ放題オプション 10分かけ放題 500円/月

090音声オプション 950円/月

090かけ放題オプション 5分かけ放題 750円/月

 本来、店舗が近くにないことがデメリットであるのですが、トーンモバイルの場合は遠隔サポートによって、天候や体調が悪い日でも、自宅等で遠隔サポートを受けれる点はむしろ長所、強みと言ってもよいと思います。

 TONEモバイル以外にも、おすすめしたいMVNO(格安SIM会社)がいくつかありますので、次の機会に紹介したいと思います。

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